加茂谷の農産物、今回はサンチュを紹介します。

サンチュという呼び名は韓国名で日本では奈良時代から栽培されており
「つつみな」や「かききちしゃ」などと呼ばれていました。
戦後レタスが一気に普及した事により一時、栽培も衰退しましたが
韓国風に焼肉を包んで食べる事が定着した事で
再び注目されるようになった野菜です。

加茂谷では現在およそ10軒ほどがサンチュを生産しています。
サンチュは植えてから収穫するまでの間に下葉を取る作業があり
手間のかかる野菜です。また主に生で食べるので育成には
気遣いの多い野菜です。

栽培の利点はハウスなら一年中採れるということで
冬季は種を植えてから2ヶ月で収穫で5ヶ月ほど収穫が可能です。
夏季は種を植えてから1ヶ月で収穫できますが1ヶ月ほどしか
収穫期間がありません。
なので種まき、苗植え、成長期などを考え
一年中収穫出来るように調整しています。


収穫は葉の大きさを見ながら10枚ずつ重ねます。
この大きさは幅13㎝、長さ18㎝に合わせます。

重ねた10枚の葉を18㎝に合わせて下の茎を切り落としパック詰めし出荷します。

切り落とした部分は、ほとんど廃棄されるのですが
農家あるあるで実は、この部分が一番シャキシャキしていて
美味しい場所ともいわれています。

農家では、この部分をサラダや味噌汁の具として活用しているようですが
現在、加茂谷元気なまちづくり会のフードロス削減の活動として
徳島動物園などにお届けしています。

料理としては、やはり肉を包んだりサラダとして生で食べる事が一般的ですが
味噌汁の具や、お浸し、芯の部分はシャキシャキ感を活かして
チャーハンに入れたりしても美味しく仕上がると思います。

このシールが目印です。
是非買ってニャ~!